FOMC 2019/10/30

10/30、FOMCは声明を発表。

政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを1.50%~1.75%に引き下げることを決定。

===>7月、9月に引き続き3回目の0.25%引き下げ。

FF金利の目標範囲の適切なパスを見極めるため、今後の情報が経済見通しに与える影響を引き続き監視。

===>前回の9月にはあった「強力な労働市場とインフレ2%達成に向けて、成長持続へ適切な行動をとる」を削除、利下げの打ち止めを示唆。

 

FOMC、10/31からの実行金融政策を以下のとおり決定。

民間銀行がFRBに預ける超過準備預金への付利を1.55%(前回:1.8%)に引き下げる

FF金利を目標範囲1.50%〜1.75%(前回:1.75%~2.00%)に維持するために、必要に応じて公開市場操作を行う

〇準備金残高について、2019年9月上旬と同程度の余裕ある残高を維持するため、少なくとも来年第2四半期まで財務省短期証券を購入する(前回と同じ)

〇準備金の供給が十分に維持されるよう、少なくとも来年1月まで、期間および翌日物レポ取引操作を実施する(前回と同じ)

〇さらに、取引相手ごとに1日あたり300億ドルの制限された金額で、1.45%(前回:1.75%)の募集レートで翌日物リバースレポ取引操作(必要な場合は1日以上の満期を伴うリバースレポ取引操作)を実施する(前回と同じ)

連邦準備制度財務省証券の保有からのすべての元本の支払いを継続し、各月中に受け取った連邦準備制度の機関債および機関不動産担保証券保有からのすべての元金の再投資を継続する。 1か月あたり最大200億ドルの政府機関債および政府機関不動産担保証券からの元本の支払いは、発行済みの米国債の満期構成にほぼ一致するように引き続き米国債に再投資する。 月額200億ドルを超える元本の支払いは、引き続き政府機関不動産担保証券に再投資する(前回と同じ)

 〇必要に応じて、FRB保有する政府機関不動産担保証券取引の決済を促進するよう、ダラーロールおよびクーポンスワップ取引を実施する(前回と同じ)

〇プライマリークレディットレート(公定歩合)を0.25%減の2.25%にすることを承認

 

次回のFOMCは、12/10-11