FOMC 2021/9/22

FOMCは、9/21-22に会議を開催し、声明を発表。

〇この困難な時期に米国経済を支援するためにその全範囲のツールを使用することを約束し、それによってその最大の雇用と価格安定の目標を促進する。
政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを0.00%~0.25%に維持することを決定。

〇、経済は目標に向かって進歩してきた。 予想通りに進展が続いた場合、委員会は資産購入のペースの緩和がまもなく正当化される可能性があると判断。

 

FOMCは、9/23からの実行金融政策を以下のとおり決定。
〇民間銀行がFRBに預ける必要準備金と超過準備預金への付利を0.15%に維持する(前回0.10%)
FF金利を目標範囲0.00%〜0.25%に維持するために、必要な分だけ公開市場操作を行う(前回に同じ)。
〇SOMA(システムオープンマーケットアカウント)における財務省証券の保有を月額800億ドル、モーゲージ担保証券(MBS)の保有を月額400億ドル増やす(前回と同じ)。
財務省証券およびMBS保有を追加金額で増やし、必要に応じて商業用不動産担保ローン証券(CMBS)を購入して、これらの証券の市場が円滑に機能するようにする(前回と同じ)。

〇最低入札率0.25%、総運用限度額5,000億ドルで、翌日物のレポ取引を実施します。 総運用制限は、議長の裁量により一時的に引き上げることができる(新規)。
〇翌日物リバースレポを0.05%の金利で提供する。1取引機関につき1日1600億ドルの上限であるがこの上限は議長の裁量で一時的に増加することができる(前800億→1600億に増額)。
〇入札で保有米国債の全ての償還元本を再投資し続け、各暦月の政府機関債およびMBSの償還元本を全てMBSに再投資する。また、商業用不動産担保ローン証券取引の償還元本を全て商業用不動産担保ローン証券に再投資する(前回と同じ)。

〇運用上の理由で必要な場合は、購入および再投資について、記載されている金額からわずかに逸脱することを許可する(前回と同じ)。
〇必要に応じて、FRB保有する政府機関不動産担保証券取引の決済を促進するよう、ダラーロールおよびクーポンスワップ取引を実施する(前回と同じ)。
〇プライマリークレディットレート(公定歩合)を現状の0.25%にすることを承認(前回に同じ)。

 

次回のFOMCは、2021/11/2-3